概要
日時: 2020年9月19日
セクション: 第1セクション:糸魚川 → 第2セクション:平岩
歩行距離: 32.6km
塩の道トレイル
2020年9月19日から22日までの4日間をかけて、塩の道トレイルをスルーハイクしてきた。
まずは、塩の道トレイルについて簡単に紹介。
塩の道トレイルは、日本海の新潟県糸魚川市から長野県松本市までを結ぶ全長120km、11セクションのロングトレイル。日本ロングトレイル協会に加盟しているトレイルの一つだ。
なお、公式には全長120kmだが、実際に歩いた人のログを見ると合計130km以上のようだ。実際、自分のログでも130km以上歩いていた。
塩の道トレイルはその名の通り、その昔に塩などが運ばれた交易路・旧街道で、かつては歩荷(ぼっか)が45kg以上の荷物を背負い、または牛馬に背負わせて、この道を歩いたらしい。
現在は、この旧街道に沿うように、糸魚川と松本を結ぶJR大糸線が走っている。
塩の道トレイルは何といってもインスタ映えしない。
華やかなトレイルではないです。
全体的に標高低いし、後半はほぼ市街地のアスファルトだし、熊怖いし、熊怖いし。
それでも塩の道トレイルを歩いて本当に楽しかった。行って良かったと思う。
道端には歴史を感じさせる遺構や石仏が所々にあり、
「かつてはこんな様子だったのかな」と脳内ARが広がる。
歴史を辿ることが好きな人、旧街道を歩くのが好きな人にはおすすめのルートだと思う。
塩の道トレイルの細かな特徴や準備計画についてはまた詳しく説明するとして、歩き出すところからまずは紹介していく。
糸魚川から塩の道トレイルスタート
北陸新幹線の始発に乗り糸魚川駅に到着。駅のすぐ北側にある日本海を見てから、塩の道トレイルのスタート地点へ。
事前に通販で購入した公式マップを片手にスタート。
第1/11セクション
第1セクションは、糸魚川の街中を進み、峠を越え、平坦ば田園地帯を歩いてから、里山を通り抜ける。特に難しいポイントはない。
第2/11セクション
第2セクションの前半は、雰囲気のよい山道が続く。
ところが、後半から徐々に山深くなり、道が狭くなり、クモの巣だらけになってくる。トレッキングポールでひたすら蜘蛛の巣を除きながら歩く。しかもこの辺りは熊が出るらしい……
緑の中を潜るように進んでいくと白池に到着。
ここからさらに急勾配になり、難所である大網峠越えに入る………つもりだったけど、途中の分岐で痛恨のルートミス。難所である大網峠周辺をぐるりと一周して、クモの巣まみれになりながら再び白池に戻ってきた(泣)
気を取り直して大網峠を登りはじめたけど、予定よりも2時間ほど遅れてしまった。
大網峠を越えたあとも、ひと気のない、クモの巣だらけの山道が長く続く。
話はそれるけど、横川渓谷の吊橋周辺で大きな岩を見かけた。
16時30分頃にやっと平岩駅・姫川温泉エリアの人里に降りてきた。
日が暮れる前に人里に到着できて一安心したけど、時間的にこれ以上進むのは難しい。疲れが溜まっていていたので、今夜はこの辺りでテントを張ることにした。
トレイルの途中にあるホテル国富 翠泉閣をでは日帰り入浴を利用できるらしいので立ち寄った。
風呂、サイコーでした。
風呂、サイコーでしたよ。
疲れと緊張感が解けていくようだった。
入浴後、近くの公園でテントを張った。
ここなら人目につかないし、まず人は来ないだろう。
と思ったら……
夜中に数台のトラックがすぐ近くに停車して、何人も降りてきた。
なんだ…??
一気に緊張感が高まる。
しばらくテントの中から様子をうかがっていると、どうやら深夜の鉄道作業チームのようだ。
一安心して、再び寝ようとすると、すぐ隣で機材や重機の作業音が鳴り始めた。
けど、そんな工事の大音量の中でもすぐに寝落ちてグッスリ眠った。
0 件のコメント:
コメントを投稿