霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイルについて
「霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイル」とは、長野県長和町の長門牧場から松本市の美ヶ原高原まで歩く約38kmのトレイルコース。
コースの途中では、蓼科山の麓の女神湖、白樺湖、霧ヶ峰高原・八島湿原、歴史ある街道「中山道」などさまざまなポイントを楽しめる。
また、このトレイルコースは日本ロングトレイル協会の加盟ルートの中で最も距離が短い。
ロングトレイル初心者の自分にとっても最適なコースだ。
今回は一泊二日でゴールを目指す計画を立てた。
霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイルまでのアクセス
自宅から佐久平駅まで新幹線で向かい、佐久平駅からスタート地点の長門牧場までバスを乗り継いだ。
まず、佐久平駅の蓼科口にあるバス乗り場で、
9:01に千曲バス「立科町役場前行き」に乗車(¥830)、
9:39に立科町役場前に到着。
つづいて、たてしなスマイル交通の「シラカバ線」を利用して
9:50に立科町役場前で乗車(¥500)、
10:10に長門牧場前バス停に到着。
下車したバス停から長門牧場まで10分ほど歩いて、やっとスタート地点に到着。
霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイル:スタート
本日はRegion AとB、合計約19kmのコースを歩く。
コース全体の距離が約38kmなので、ちょうど半分の距離づつ歩く計画だ。
↓こちらが本日のトレイルコースまとめ
Region A 長門牧場〜大門峠(9.8km)
10:30に長門牧場をスタート。
牧場は家族連れで賑わっていた。
最初のセクションは、長門牧場から大門峠までの森林浴ハイク。
あいにく、長門牧場から女神湖までの通常コースは2020年度末まで工事とのことで、長野県道40号諏訪白樺湖小諸線の迂回ルートを進む。
この迂回ルートはすべてアスファルトだったが、通り過ぎる自動車から手を振ってくれる子供もいて、これはこれで良い思い出になった。
女神湖を過ぎると、心地よい森林のトレイルが続く。
↑女神湖の湖畔でギターを演奏している人がいた。
気持ちのよい林の中を進む。
↑途中ポイントの用水路
どうやら途中でサブコースに入ってしまったようだ。
ここから第1セクション終了点の大門峠まで、アスファルトの峠道をひたすら登り進んで通常コースに戻った。
Region B 大門峠〜霧ヶ峰・八島湿原(8.6km)
大門峠からはじまる第2セクションは高原を歩き進むコースだ。
すばらしい高原の景色を楽しめるが、急登が連続するため全体の中でもっともハードなコースでもある。
いきなり急登。
一気に高原の雰囲気の中へ。
↑右奥に見える車山へ進んでいく。左に見えるのがビーナスライン。
↑振り返ると眼下に白樺湖が見える。
また急登。
さらに急登・・・
車山高原展望リフトを横目に登り進んでいく。
ところどころで高原の草花をみて息を整える。
↑何度か鹿と出会う。
車山から八島湿原への道を進んでいくと、幻想的な高原の景色が広がる。
すでに夕方だったためほとんど人がいない。
静かな高原の中を一人歩いていく。
ついに第2セクション終了地点の八島湿原へ。
夕日に照らされた静かな湿原をしばらく眺めてから、本日の目的地・八島湿原駐車場に到着。
霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイル:テント泊
さて、今回のトレイルで悩んだのが宿泊のポイント。
テント泊したかったが、トレイルコース上にテントを設営できる場所がなかった。
事前に調べたところ、テントを設営できる場所はないが、八島湿原駐車場は車中泊でよく利用されているらしい。この日も車中泊らしき車が数台とまっていた。
24時間使える有料トイレや飲料自販機もあるので、たしかに車中泊に便利なスポットだ。
ということで、自分も八島湿原駐車場で車抜きの車中泊(つまり野宿)させていただいた。
1日目まとめ
GPSログを確認したところ、この日は23kmほど歩いたようだ。
第2セクションの急登の繰り返しが予想以上につらかった。
第1セクションの静かな森林の道、
第2セクションの夕暮れの高原の道、
どれもすばらしい景色だった。
⇒Day2へ続く・・・
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