ピークディストリクトへの旅2 成田空港に行けないトラブル

2019年9月16日月曜日

Peak District UK

フライト

今回のフライトはキャセイパシフィック航空を利用。

行きのフライトスケジュールは、
9月9日の18時30分に成田空港を出発、
4時間ほどで香港国際空港に到着。
マンチェスター空港行きのフライトに乗り換え、
11時間かけてマンチェスター空港に向かい、
現地時間で9月10日の6時30分にマンチェスターに降り立つ予定。

フライト前日の9月8日深夜に、台風が首都圏を通過する予報だったので
台風一過の晴天を飛び立てると予想していた。

しかし、台風の被害は予想以上にひどかった。

台風被害で空港にたどり着けない

台風は予報どおり9月8日から9月9日早朝かけて首都圏を通過し、
9月9日の午前中には晴天に変わった。

そして、台風被害による交通機関の混乱も明らかになってきた。

千葉県方面は駅や架線へのダメージが大きく
成田空港に向かう全路線が運休、
空港に向かう高速道路も閉鎖されたいた。

つまり成田空港にたどり着くための手段がない。
成田空港は、まさに陸の孤島となっていた。
しかし天気は良いので、フライトは予定通りだ。

まもなく交通機関が復旧するだろうと楽観視していたが、
14時を過ぎても復旧する気配がなく、焦りへと変わった。

このような場合、フライトの変更、またはキャンセルできるのだろうか?
とにかく今自分がとれる選択肢を知るため、予約元のExpediaに電話した。

Expediaオペレータとの相談

Expediaのサポートセンターに電話したが、回線が混み合っていて
一度目の電話ではオペレータにつながらず、
二度目の電話でやっと話すことができた。

事情を説明したところ、
・キャンセル
・翌日、またはそれ以降へのフライト変更
以上のどちらかを選べるとのこと。

そして、
・変更手数料3万円
・noshow手数料4万円がおそらく発生
・フライト変更時は、その便とのチケット差額代
以上の追加費用が発生するとのこと。

限られた予算しかない中で、この追加出費は厳しかった。

格安航空会社は、たとえ空港にたどり着く手段がなくても、チケット代金を返金してくれない。
格安航空会社が保証するのはフライトのみで、空港への移動は保証外なのだ。

さてどうしようか・・・。

金銭的余裕はないが、追加費用を支払い、翌日の便に変更するか。
もしくは今回はキャンセルして、あらためて日程調整するか。
いや、もう一度日程調整するのは大変だ。
それに、ピークディストリクトは今がベストシーズン。

だが、追加費用だけでイギリス往復できる金額だ。
旅行費用が2倍に膨れ上がってしまう。

イギリスを2往復できる金額を支払い、今行くべきだろうか。
もしもキャンセルすれば、自分のために日程を調整してくれたコーヘイさんとご家族に申し訳がない。
いや、事情を伝えれば理解してくれるだろう。

様々な考えや打算が絡み合い、頭の中が悶々とした。
フライト予定時刻は刻一刻と迫っている。

できるだけ冷静に状況を整理して、どうするべきか何度も繰り返し考えた。

結局のところ、キャンセル・フライト変更のどちらを選んでも、自分を正当化できる。
自分がやりたい方向に、思い切って決断するしかない。

思考をシャットダウンして、合理的な考えを止め、
ただ自分の気持ちに従って決めることにした。
きっと"Now or never"なんだと思う。

清水の舞台から飛び降りるつもりで
翌日の便でイギリスへ飛び立つことにした。

《追記》

今回、電話対応をしていただいたExpediaサポートチームの
女性オペレータの方には心から感謝している。

こちらが焦り、困っている中で
この方は冷静に状況を整理して、選択肢を明確に提示してくれた。
そして、それぞれの選択肢で起こりえるリスク、
費用についてもわかりやすく説明してくれた。

おかげで、焦る気持ちの中でも、スムーズに理解できた。

また、こちらが確認のために同じ質問を繰り返しても
都度丁寧に説明してくれた。

直接言葉には出していないが、
自分の困っている状況を理解してくれて
オペレータとして最大限支えようとしてくれるのが伝わってきた。

この方のおかげで、自分ができるだけ落ち着いて状況を理解でき、
最適な選択肢を選ぶことができたと思う。

また、長時間の電話や幾度もの手続き、
その後のメールサポートまでしていただき、
フライト変更への不安を取り除くことができた。

この方のサポートなしでは、今回の旅はなかったかもしれない。
Expediaサポートセンターのアンケートメールに御礼を述べたが、
あらためて心より感謝したい。

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