廻り目平キャンプ場に到着すると家族連れキャンパーたちのテントでいっぱい。
小川山も暑いけど、下界よりはやはり涼しい。
今回もさっそくターゲットの岩に行くため30~40分ほど歩いて
林の中のひと気のない場所で立ち止まって一息つく。
すると、涸れ沢の反対側でヤブを歩くような音がしたので
「どこかの岩峰にいくクライマーでもいるのか。」と思って
よく目を凝らしてみると…
・・・
林の中で黒い毛皮が動いてる!
大きさは、あきらかにタヌキや犬より大きい。
黒い毛皮で大きな動物といえば…
やはりクマしかいない。
クマ鈴をつけて歩いていたから出てこなかったようだが
一息ついてクマ鈴の音がしなくなったから動いたのか…
あわててクマ鈴とスマホの音楽プレーヤーを鳴らしつづけた。
ここにいるのは自分ひとりのみで
この場所を通るクライマーはとてもに稀。
ケータイの電波は圏外。
どうしてもクマと対面したくない状況だ。
その場で5分ほどクマ鈴を鳴らしつづけても
クマが見えた周辺でまったく反応がないので
おそるおそる来た道を引き返す。
キャンプ場付近に戻るまで緊張したが
人を見るととても安心感が湧いてきた。
その後、いわろくさんとりかるとさんと合流して
八幡沢でリードを見学。
陽射しが当たって熱そうなスラブ |
シャークにトライするもあいかわらずダメダメ。
そんな感じでこの日は終了した。
成果はなかったけど無事に帰れたのがなにより。
クマにとってもヒトと会うのは迷惑なことだろう。
こちらもクマに遭遇しないよう、あらためて対策を考えないとな。
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