ピークディストリクトへの旅8 Ben MoonさんとMoon Boardへ

2019年10月2日水曜日

Peak District UK

この日は早朝に出発して、カフェに向かった。
ずっと食べてみたかったイギリスの代表的料理、
イングリッシュ・ブレックファスト(フル・ブレックファスト)を食べるためだ。

教えてもらったオススメ店、"Made by Jonty"へ。

日曜の朝ということで、近所の人たちが次々と入ってきて、すぐに待ち状態に。
噂どおり人気店のようだ。

そしてついに運ばれてきたイングリッシュ・ブレックファスト。
すごいボリューム。そして、どれも見た目の予想を上回る美味しさ!

食後は、シェフィールド植物園(Sheffield Botanical Gardens)を散策。

広い公園の中に、たくさんの種類の花や植物が植えられており、きれいに整備されている。

UKの博物館・美術館は多くが無料で楽しめるようで、こちらの植物園も無料。
さまざまな人が思い思いに楽しんでいて、良い雰囲気だった。
リス(大きめ)が多い

さらに街中を散策していると、人工ボルダーを発見。
とりあえず登ってしまうよね。

そしてコーヘイさんたちと合流するため、
昨日から開催されているコミュニティのお祭りに向かった。
いくつもの屋台が立ち並び、さまざまな美味しそうな食べ物が売られていた。


コーヘイさんを見つけ近づいていく。
隣には、穏やかそうな白人男性がいた。

『Masaki, this is Ben.』と紹介してくれる。
こちらも自己紹介して握手。

そしてコーヘイさんから『You know him?』と聞かれ、
すぐにBenさんが誰なのか理解した。
自分が知っているイギリス人のBenさんは一人しかいない。
Ben Moonさんだ!

Ben Moonさんを知っているクライマーは多いのではないだろうか。
彼が世界的に有名なのには、3つの理由がある。

1つ目の理由は、クライミングに多大な影響を与えたレジェンドだからだ。

Wikipediaを引用すると、"1980年代後半から1990年代初頭にかけて、ムーンはクライミングパートナーであるジェリーモファットと共に、英国および国際的なスポーツクライミングのレベルを前進させました。"

「雪山大好きっ娘。+」のコチラの記事で、Benさんについての説明を読むことができる。

また、下の動画では、過去の映像・解説とともに、美しいピークディストリクトの中で登る姿を観ることができる。



Benさんが有名な2つ目の理由は、彼のクライミングギア・アパレルブランド「MOON」による知名度だ。
オシャレなウェアに加え、クラッシュパッドなどを見たことがある人も多いと思う。
※参考:エッジアンドソファー公式通販:MOON

3つ目の理由は、Moon Boardのシステムを発明し、普及したことによるものだ。
ムーンボードについての詳しい説明は、こちらの記事がわかりやすい。


というわけで、挨拶した方がBen Moonさんというビッグサプライズ。
しかも、これからBenさんの車で、Benさんのジムに登りに行くというので、同行させていただいた。

Benさんのジムは一般的な商業ジムではなく、会員制のシンプルなトレーニングジム。

中にはMoon Board、ホールド壁、バーベルなどのトレーニング器具のみ。
左の壁で登っているのがMoon氏
自分はコーヘイさんとMoon Boardでセッションしたが、もちろん全然登れない・・・
すぐにパンプしたので、あとはコーヘイさんの登りを応援。

いやホント、クライミング続けておけば良かったよ・・・
帰国したらMoon Boardでトレーニングして強くなろう。

そんなわけで、Benさんに出会い、彼のジムに連れて行ってもらい、Moon Boardを登るという、人生で最もBenさんな一日だった。

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